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- 問い合わせ業務をAsanaで改善する7つのメリット
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問い合わせ業務にはチャットやチケット管理システムなど、さまざまなツールが使われます。クラウドサービスならチームで気軽に始められることもあり、採用している企業様も多いのではないでしょうか?
使えるツールが増え、コミュニケーションが活発になる一方で、新しい問題が見られるようになりました。
- 社内のメッセージ量が増える中で、リクエストを見逃す
- 一部のチームが採用したツールの中でコミュニケーションが閉じてしまう
- チームの仕事量を把握するのが難しくなった
当社では、コロナ禍で需要が急増した、Zoom製品を担当するサポートチームで顕著に表れてきました。社内の問い合わせはチャット(Slack)で、お客様はサポート用ツール(Zendesk)で対応していたチームです。
この記事では、ZoomサポートチームがAsanaを活用して実践した、改善方法と体感したメリットをお届けします。カスタマーサポート、ヘルプデスクのご担当者様、ツールの使い分けに悩まれている皆様、ぜひ参考にしてください!
問い合わせ業務が滞る理由
チャットのメッセージ、スレッドに仕事が埋もれる
チャットは気軽に使えるのが最大のメリットです。問い合わせ用のチャンネルを把握していれば、件名いらずで、聞きたいことを投稿するだけで済みます。
回答者から見ると景色が変わります。情報が足りない場合、追加の確認をすることになりますが、投稿者は自分の仕事に戻って気付かないかも知れません。この場合、未解決のスレッドは残ったまま、頭の中から一旦消して、別の仕事をすることになります。
日をまたいでしまうと、誰に何を聞かれたのか、忘れてしまうことも。
こうなると、質問ごとに生まれるスレッドから探すことになりますが、どれが未解決か知るには、中を見るしかありません。1度に複数の質問が投稿されていると、より注意深く見る必要があります。
誰が担当しているのかハッキリしない、ステータスが分からない、探しにくい、問い合わせ業務には向いていません。
カスタマーサポートのツールは担当者しかアクセスできない
専用ツールはサポートに必要な機能が充実していて、とても便利に使えます。反面、アクセスできるのがサポート担当者に限られるのが問題になることがあります。
営業やマーケティング担当者に相談したい場合などが一例です。使い方や技術的な相談に加えて、別の製品に関する相談や、最近のトレンドをお問い合わせ頂くことがあります。社内向けの相談ですのでチャットを使うことになります。立場が逆になりますが、問題は同じです。お互い良くないな・・と思いながら相談します。
Asanaで改善した方法
チャットが問い合わせ業務に向いていない、これが大本の問題でした。少なくとも以下の4つは明確にしたい。
- 誰が担当している
- いつまでに対応する
- リクエスト内容
- ステータス (完了しているのかどうか)
Asanaはこれらを「タスク」という基本機能として表現できます。「タスク」=「仕事」 と考えてください。他のコラボレーションツールは存在しているという前提で、アプリを橋渡しできるようにデザインされています。
質問する可能性がある社員、全員にAsanaを配ることは、予算上難しいのでZoomチームから始めました。
それでは、SlackとZendeskを生かして改善する方法のご紹介です!
問い合わせ用の「プロジェクト」を作る
同じようなタスクを集める入れ物を、「プロジェクト」と呼んでいます。プロジェクトには色々な情報を整理できます。今回は問い合わせ業務ですので、基本的なステータスを定義しました。「未着手」「対応中」「メーカー回答待ち」「お客様回答待ち」「完了」の5つです。
Asanaプラグインをインストールする
アプリに合わせてプラグインをインストールします。難しい手順はありませんので、ガイドを案内します。
https://asana.com/ja/guide/help/api/slack
https://asana.com/ja/guide/help/api/zendesk
仕事を管理する機能が最初から入っていますので、意外とやることは多くありません。ここからは運用に入ります。
メッセージから「仕事」を切り出す
SlackにAsana用のショートカットが表示されるようになります。新しい問い合わせが来たら、SlackからAsanaタスクを作成します。
STEP1: 3点リーダーをクリック
STEP2:「Create a task」をクリック
STEP3:「タスク名」「担当者」「プロジェクト名」「期限」を入力して、「Create」
STEP4: タスクがAsanaに取り込まれます
タスクにチャット欄がありますので、チーム内で相談したい場合は、Asanaの中でコミュニケーションを取ります。
「チケット」と「仕事」をつなげる
ZendeskにAsanaの画面が表示されるようになります。相談したいチケットが発生したら、ZendeskでAsanaタスクを作成します。
STEP1:「Create task」をクリック
STEP2:「タスク名」「担当者」「プロジェクト名」「期限」を入力して、「Create task」
STEP3: タスクがAsanaに取り込まれます
Slackと同じく、Asanaの中で相談します。
数クリックでアプリが仕事を集めることができます。問い合わせ内容は、すでに書かれているものを再利用しているので、二重に記入する必要もありません。
この例は当社が最初に取り組んだ事例で、作成時間は15分ほど。チャット文化でしたので、しばらくは「タスク化しましょう」と声かけを続けました。サポートチームが運用になれるまで1カ月、Zoomチーム全体でプラス2カ月程度でしょうか。「チャットに仕事が埋もれない」のは、個人レベルでも体感しやすいメリットです。
協力も得やすいと思いますので、是非お試しください!
実感したメリット
「誰が」「何を」「いつまでに」が明確になる
自然と「担当者なし」の状態を回避できるようになります。
タスク作成時には、かならず誰を担当者にするのか聞かれます。
割り当てられた人が自分の担当ではないと感じたら、理由を聞くなど、仕事の調整がAsana上で発生します。期日も同様です。どこかに締め切りを指定しないといけない気分になるので、仕事の整理もAsana流に寄っていきます。
投稿者、チケットを探す時間が減らせる
相談が終わって、いざ回答する時に、改めて検索する手間が省けるようになりました。
「チャット探し」は、何も価値がない時間ですが、意外と発生するものです。アプリ連携を使うと、集めたSlackメッセージやZendeskチケットとAsanaタスクが紐づきます。タスクに添付されたリンクをクリックすればよいので、検索する必要がなくなりました。
重複して対応する確率を減らす
忙しい時に起こりがちな、重複対応する確率を減らすことができます。
タスク作成した本人はもちろん、チームメンバーもタスク登録されたことが分かります。1人で対応できることに、2人の時間を使うことほど無駄なことはありません。対応中とわかれば、次の仕事に安心して取り組めます。
集中する時間を作りやすくなる
仕事の進捗を、頭のなかで記憶する必要がなくなります。
Asanaの受信トレイには、すべての仕事のアップデートが届きます。対応が終わったものはアーカイブして、時間がかかるものはそのままにします。
このように整理することで、受信トレイには要対応なリストだけが残るようになります。信頼できるリストがあると「重要な仕事に集中する時間」「通知やメンションに反応する」を上手に使い分けることができます。
先回りしてフォローがしやすくなる
期限がせまっている問い合わせを、チームリーダが簡単にチェックすることができます。
停滞している原因が仕事量ということもあるでしょう。そんな時は、担当するチケットを割り振りしなおして、メンバーの負荷を均等にすることもできます。
引継ぎが簡単になる
全ての問い合わせが担当者ごとに整理されますので、引継ぎも簡単になります。
問い合わせ業務は、日々発生するものです。例えば、休暇を取る場合には、その日までに期限がくるものだけをリストにして、別の担当者に渡すことができます。
完了した問い合わせで不明点があれば、あらかじめ経緯を把握したうえで相談できますので、会話も生産的なものになります。
仕事の成果を計測できる
仕事の成果をあとから振り返ることが簡単にできますので、担当者とマネージャーが実績データをもとに会話することができます。お客様対応も社内問い合わせも、仕事であることには変わりません。
比較できるデータが残りますので、チームにとっても公平な評価ができるようになります。
まとめ
以上、問い合わせ業務をAsanaで改善する7つのメリットをご紹介させていただきました。全員で使えるツールと、チームで使えるツールを「仕事」でつなぐと、より良いコラボレーションにつながります。応用が効きやすいユースケースですので、是非参考にしていただければと思います。
お使いのツールが連携できるか、こちら で確認できますので、あわせてご確認ください!
当社ではチームで使うまでの導入支援サービスも提供しております。問い合わせ業務を素早くAsana化したい場合は、下記よりお問い合わせください!
https://collab.nissho-ele.co.jp/asana/contact/form.php
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