2023.02.15

Asana vs Backlog ~AsanaとBacklogの違いを徹底解説~

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テレワークの一般化などもあり、リモート環境においても組織・チームでの業務遂行を支援するツールに注目が集まっています。ワークマネジメントツールであるAsanaは、タスク管理やプロジェクト管理の機能によって働く場所を問わずに組織・チームでの活動を支援します。一方で、同じくタスク管理ツールとして知られているBacklogAsanaにはどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、AsanaBacklogの違いについて、様々な観点で比較を行います。

AsanaBacklogについて

まず、AsanaBacklogの概要を簡単にご紹介します。

Asanaとは

Asanaは、2012年にアメリカでリリースされたワークマネジメントツールです。プロジェクト管理だけでなく、個人のタスク管理や目標管理など様々な用途に活用できるツールです。Asanaは単なる作業ツールではなく、業務改善に有効な機能を備えることが大きな特徴です。たとえば、日常的に利用する操作についてはオートメーション機能で自動化できたり、仕事のリクエストを一元管理できるフォームを作成できたりと、様々な効率化機能が備わっています。

Asanaはアメリカ発のツールではありますが、日本法人が設立されていることもあり、日本語対応もされています。日本でも普及しつつあり、近年では国内大手企業での導入も進んでいます。

Backlogとは

Backlogは日本企業である株式会社ヌーラボが提供しているプロジェクト管理ツールです。「チームが協力しながら作業を進めるためのコラボレーション型プロジェクト管理ツール」という表現で紹介されることもあり、チームとして業務を進めていく上で必要な機能が備わっているツールとなっています。

基本的なプロジェクト管理機能やタスク管理機能に加え、コラボレーション促進機能として仕事を進める上で欠かせないメンバーとの情報共有やコミュニケーションを助けるような機能が備わっている点が特徴です。

AsanaとBacklogの比較

以下では、AsanaBacklogを様々な観点で比較することで、両者の特徴を整理していきます。

タスク管理機能

Asana、Backlogともに基本的なタスク管理機能を備えています。一方で、それぞれのツールの機能には細かいところで違いがあります。具体的にはどのような点に違いがあるのでしょうか。

Asanaにおいては、柔軟かつ使い勝手のよい形でタスク管理を行うことができます。

たとえば、承認タスクの作成はその一つです。組織として進めていく仕事においては、多くの場面において上長や管理者の承認を取得する必要がありますが、Asanaでは「承認タスク」という形でタスクを作成すれば、指定した承認者に自動で承認リクエストを飛ばすことができます。これにより、作業の効率化に加え、承認者の承認もれを防ぐ効果を得ることもできます。

また、タスクテンプレートの作成も効率化に有効な機能です。頻繁に作成されるタスクはテンプレート化することで、入力項目を標準化できます。たとえば、社内申請用のテンプレートを作成しておくことで、申請者に必要な項目をもれなく入力してもらうような使い方も可能となります。

Backlogにおいては、基本的なタスク管理機能を備えたシンプルな機能体系となっています。Backlogではタスクを「課題」という名称で管理しますが、担当者の設定やステータス管理、完了日の設定、親子タスクの設定といった一般的な機能を網羅しています。

一方で、Asanaのように多様なユースケースを想定した機能は備わっていないのが現状です。

プロジェクト管理機能

Asanaにおいては、プロジェクトの基本的な設定に加え、マイルストーンの設定やプロジェクトにおける役割の割り当て、ステータス管理など様々な形でプロジェクトの情報を管理することができます。また、プロジェクトにおいて設定されているタスクは、カレンダービューやリストビュー、ボードビューなど様々な形で表示することができます。

特徴的な機能として、プロジェクトテンプレート機能により標準的なプロジェクトであればあらかじめ用意されたテンプレートをコピーすることでプロジェクトを作成できる点が挙げられます。これにより、一般的な使い方であれば一からプロジェクトを作成せずに、すぐに使い始めることができます。

Backlogにおいても、基本的なプロジェクト管理機能が備わっています。各タスクはガントチャートとして表示できるため、プロジェクトの進捗状況を見えるかすることができます。

Backlogの特徴として、ソフトウェア開発におけるプログラムのバージョン管理機能が搭載されている点が挙げられます。具体的には、Git及びSubversionと連携してプログラムの管理を行うことができます。

連携機能

Asanaでは、200を超えるアプリと連携することで、さらに業務を効率化することができます。

Google(Google DriveGoogleカレンダー、Gmailなど)やMicrosoftMicrosoft TeamsOneDrivePower BIなど)といった主要なベンダーの製品に加え、SalesforceJiraTableauFigmaといった多様なジャンルのアプリとも連携することができます。

Backlogにも連携機能が備わっていますが、連携できるサービスは限られるのが現状です。現時点では、SlackChatworkMicrosoft Teamsなどの約10程度のアプリとしか連携することができません。

料金プラン

Asanaには、無料で利用できる「Personal」プランに加え、利用できる機能に違いがある「Starter」「Advanced」「Enterprise」「Enterprise Plus」の合計5つのプランが用意されています。通常企業で利用する場合には有償プランである「Starter」「Advanced」「Enterprise」「Enterprise Plus」の各プランから選択することになります。

各プランは、それぞれ利用できる機能が異なります。例えば、記事中で紹介した承認タスクの機能を利用したい場合は、Advancedプラン以上を契約することで利用が可能となります。

Backlogにおいては、主に個人利用向けのプランである「スタータープラン」に加え、スタンダートプラン、プレミアムプラン、プラチナプランという合計4つのプラン設定が存在します。また、お試しで利用できるフリープランも用意されています。

各プランは利用できる機能や確保されるストレージ容量などに違いがあります。小規模プロジェクトにおいてはスタンダートプランが、大規模プロジェクトにおいてはプラチナプランの利用が推奨されています。

導入実績

Asanaは世界中で12万社が採用するツールであり、また日本国内においても大手企業を含め幅広く利用されています。導入実績が豊富であることから、安心して導入できるツールであるといえるでしょう。

一方で、Backlogは国産ツールであるということもあり、導入者数はそこまで多くなく、1万社以上と公表されています。

AsanaBacklogの使い分け

Asana Backlog 使い分け 日商エレクトロニクス

ここまでAsanaBacklogについて各観点で比較を行ってきましたが、AsanaBacklogはどのような使い方をすべきなのでしょうか。

基本的には、機能面や導入実績などで優れるAsanaがおすすめの選択肢となります。Asanaは多様なユースケースで活用でき、また記事中でご紹介した通り業務を効率化できる様々な機能が備わっているため、多くの企業にとって最適な選択肢となります。

一方で、Backlogについてはソフトウェア開発におけるソースコード管理機能が備わっていることから、このようなユースケースにおいては採用を検討してみてもよいでしょう。また、実際に利用する機能が限定されており、Backlogでも十分に機能を満たしているという場合には、Asanaとの比較検討対象としてみてもよいでしょう。この場合は、コスト面や信頼性、セキュリティ面など様々な観点で比較を行ってみることをおすすめします。

Asanaトライアルのすすめ

日商エレクトロニクスでは、Asanaをご利用されたい方に向けてトライアルサービスをご提供しております。本トライアルサービスでは、Asanaの各有料プラン(Starter/Advanced/Enterprise/Enterprise Plus)30日間利用することができます。利用するユーザー数に制限はありませんので、少人数での利用はもちろん、大規模組織での利用も可能です。

本サービスでは、Asanaのトライアル環境のご提供はもちろんのこと、お客さまにてAsanaを使いこなしていただけるよう、サポートも無償で実施いたします。お客様の疑問点を気軽に確認できるQA対応や、製品プロフェッショナルによる説明会、各種トレーニングの実施など、多方面でAsanaの利用をサポートいたします。30日間でAsanaを最大限活用できるように、当社のスペシャリストがトライアルの成功までご支援いたします。また、必要に応じて様々な導入支援オプションサービスもご用意しておりますので、併せてご検討ください。

ご興味のある方は、こちらのリンクからお申し込みいただけますと幸いです。

Asana無償トライアルはこちら
https://collab.nissho-ele.co.jp/asana/trial/

 

まとめ

この記事では、AsanaBacklogについて両者の特徴と各観点での比較を行いました。Asanaは機能面で優れたツールであり、またワークマネジメントツールとして業務の効率化も含めた改善ができる点がメリットといえます。ご紹介した通り、当社ではAsanaの無料トライアルサービスも実施しておりますので、まずはAsanaを実際に利用してみてその使いやすさを確認してみてはいかがでしょうか。

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