2023.02.15

Asana vs Redmine ~AsanaとRedmineの違いを徹底解説~

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タスク管理・プロジェクト管理の機能を備えたワークマネジメントツールである「Asana」は、プロジェクトの運営においても有用なツールといえます。一方で、プロジェクトの現場で用いられことも多いRedmineとはどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、AsanaRedmineの概要を紹介しつつ、両者の比較を行うことで、それぞれのツールの向き・不向きや使い分けについて紹介していきます。

AsanaRedmineについて

まず、AsanaRedmineの概要を簡単にご紹介します。

Asanaとは

Asanaは、2012年にアメリカでリリースされたワークマネジメントツールです。2019年にはAsanaの日本法人が設立されたこともあり、近年では大手企業など国内での導入も進んでいます。

Asanaの最大の特徴は、タスク管理やプロジェクト管理の機能を備えつつ、チーム・組織の仕事を効率化することができる仕組みを備えた「ワークマネジメントツール」であることです。Asanaを利用することで、プロジェクトにおいて発生する調整業務や仕事の依頼、予定調整なども含めて効率化することができます。

Redmineとは

Redmineは2006年に初版がリリースされたオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。システム開発などのプロジェクト管理などで多く利用されるツールであり、課題管理やガントチャート作成、wiki、チケット管理機能などの機能を備えます。

Redmineの基本的な機能は無償で利用できるほか、様々な有償プラグインやRedmineを利用した有償サービスも提供されており、目的に合わせて利用することができます。

AsanaのRedmineの比較

 

Asana Redmine比較 日商エレクトロニクス

AsanaとRedmine、どちらもプロジェクト管理に利用することができるツールですが、両者はどのような違いがあるのでしょうか。以下では、それぞれの観点で両者の比較を行います。

タスク管理機能

Asana、Redmineともにタスク管理機能を備えています。それぞれの機能にはどのような違いがあるのでしょうか。

Asanaでは、タスク上にて期日や作業者を割り当てることで、作業の実施漏れを防止できます。また、承認者へ承認を依頼する際には、承認作業自体を「承認タスク」として登録することも可能です。もちろん、必要となる作業を自分が実施するタスクとして作成し、管理することもできます。

依頼を受けたタスクや自身が作成したタスクは、全て「マイタスク」としてリストアップされます。ユーザーはマイタスクを確認することで、日々実施しなければならない作業を確認できます。マイタスク機能では本日中に実施しなければならない仕事や、時間があれば実施すべき仕事を把握可能です。これにより、作業の抜け漏れ防止や優先順位付けもしやすいといえます。

タスクを完了させると、自動的に関連メンバーへ通知されるため、メール等での完了報告も不要です。

一方で、Redmineでは「チケット」という形でタスクを管理します。関連するチケットのリンクのほか、担当者や期日、ステータスなどを管理することができます。Redmineはプロジェクト管理を行うために導入されるツールであることから、個人のタスク管理に関する機能はあまり充実していません。

プロジェクト管理機能

タスク管理と同様に、AsanaRedmineともにプロジェクト管理にも用いることができるツールです。

Asanaでは、プロジェクトの進捗状況を「ボード」や「カレンダー」「タイムライン」といった多様な表示方法で確認することができます。作業の進捗状況はダッシュボード上でも確認できるため、全てのメンバーが一目でプロジェクトの状況を把握できます。

さらに、ポートフォリオ機能を使えば、複数のプロジェクトの進捗状況を横断的に把握することもできます。管理するプロジェクトが複数にまたがる場合に便利な機能です。ポートフォリオ機能により、個別にプロジェクト画面で状況を確認せずとも、進捗に課題があるプロジェクトのチェックやメンバーリソース状況の一元的な把握などが可能となります。

Redmineでも、ガントチャートやロードマップ、カレンダーなどの機能でプロジェクトの状況を把握することができます。また、タスクに対して実施した作業時間を登録する工数管理機能も用意されています。ただし、横断的に複数のプロジェクトを管理する機能はなく、複数のプロジェクトを管理したい場合はサブプロジェクト機能により、プロジェクトを分割する必要があります。

その他機能

Asanaはワークマネジメントツールとして、Microsoft TeamsSlackSalesforcePower BIなど幅広い分野のツールと連携することができます。また、プロジェクト管理にとどまらず、個人的な利用やMBO(個人目標管理)、テレワークへの活用など幅広い用途で利用することができます。活用できる用途が多いことは、Asanaの特徴の一つといえるでしょう。

Redmineにおいては、標準ではプロジェクト管理に関する機能に限定して利用することになります。ただし、無償もしくは有償で提供されているサービスを契約することで様々な機能が利用できるようになります。一例としては、以下のようなサービスが存在します。

My Redmine:クラウドサービスとしてRedmineを利用できるサービス

PlanioRedmineをベースとして「かんばん」機能やソフトウェア開発に用いられるGitSubversionのリポジトリ管理にも対応したサービス

料金プラン

Asanaには、「Personal」「Starter」「Advanced」「Enterprise」「Enterprise plus」の5つのプランが用意されています。Basicは基本的な機能のみを利用できる代わりに、料金は無償となります。通常、企業で利用する場合には有償プランの契約が必要となります。「「Starter」「Advanced」「Enterprise」「Enterprise plus」の各プランは有償あり、それぞれ利用できる機能により料金に差があります。自社の用途に合わせたプランの選択がポイントです。

Redmineは基本的に無償で利用することができます。一方で、上述したとおり有償で利用できるサービスを利用する場合は、別途費用が必要となります。

サポート体制

Asanaでは、Enterprise(Plus)プランを契約した場合に有償サポートが用意されています。一方で、手厚いサポートを希望される場合は代理店を通した契約が有効となります。例えば、当社からAsanaライセンスをご購入された場合は、導入支援や導入後のサポートも含めて対応することが可能です。

Redmineは無償で利用することができるツールであることから、基本的にはサポートは提供されません。もしサポートを利用したい場合は、個別にサポートを行ってくれる企業と契約を行う必要があります。

AsanaRedmineの使い分け

Asana Redmine比較 日商エレクトロニクス

これまでの内容を踏まえて、AsanaRedmineはどのように使い分けるのが望ましいでしょうか。以下では、それぞれのユースケースを整理します。

業務効率化や多様な目的への対応を行う場合はAsana

Asanaには、ワークマネジメントツールとして業務効率化に資する様々な機能が用意されています。よって、プロジェクト管理やタスク管理を実現するだけでなく、業務の効率化や組織内での可視化など、業務改善を含めて検討したい場合に有効な選択肢となります。Asanaの魅力は、単なる業務処理対応だけでなく、業務改善を含めて実現できる点にあるといえるでしょう。

また、Asanaに備わっている機能を活用することで、プロジェクト管理だけでなく自身のタスク管理やMBO(個人目標管理)など、様々な用途に用いることも可能です。

低コストでプロジェクト管理を実施したい場合はRedmine

Redmineは無償で利用できるオープンソースソフトウェアであり、またプロジェクト管理に必要な機能に絞った形で機能を提供していることから、低コストでプロジェクト管理を実施したい場合に有効な選択肢となります。

ただし、サポートなどは提供されませんので、重要なプロジェクトにおいて利用する場合は別途サポート契約を行うか、Asanaをはじめとした別のツールを利用することをおすすめします。

Asanaトライアルのすすめ

日商エレクトロニクスでは、Asanaをご利用されたい方に向けてトライアルサービスをご提供しております。本トライアルサービスでは、Asanaの各有料プラン(Starter/Advanced/Enterprise/Enterprise Plus)を30日間利用することができます。利用するユーザー数に制限はありませんので、少人数での利用はもちろん、大規模組織での利用も可能です。

本サービスでは、Asanaのトライアル環境のご提供はもちろんのこと、お客さまにてAsanaを使いこなしていただけるよう、サポートも無償で実施いたします。お客様の疑問点を気軽に確認できるQA対応や、製品プロフェッショナルによる説明会、各種トレーニングの実施など、多方面でAsanaの利用をサポートいたします。30日間でAsanaを最大限活用できるように、当社のスペシャリストがトライアルの成功までご支援いたします。また、必要に応じて様々な導入支援オプションサービスもご用意しておりますので、併せてご検討ください。

ご興味のある方は、こちらのリンクからお申し込みいただけますと幸いです。

Asana無償トライアルはこちら
https://collab.nissho-ele.co.jp/asana/trial/

まとめ

この記事では、AsanaRedmineについて両者の概要をご紹介しつつ、それぞれの観点で比較を行いました。ご紹介した通り、Asanaは基本的なタスク管理やプロジェクト管理機能を備えつつ、他アプリとの連携機能をはじめとして業務効率化に利用できる様々な機能が用意されています。様々な場面で利用できるツールであるといえるでしょう。

実際にAsanaを利用してみることで、その使い勝手を知ることができます。まずは一度、Asanaをお試しになってみてはいかがでしょうか。

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